2020/12/11の八重山毎日新聞より。
首里城の再建に石垣島のオキナワウラジロガシ5本が使われるらしい。
石垣市農政経済課の担当者は
「首里城の復元に行政として関われることは名誉なこと。市の木が抜擢されたのは、言葉にならないほどうれしい」
だって。
ちなみにこちらのオキナワウラジロガシのドングリ。日本最大級らしい。
石垣市は調査して市内に11本を確認。うち、5本を献上するらしい。
どう思います?
自分はこう思いますよ。
石垣のオキナワウラジロガシが絶滅してしまうやないけ~って。
全部で11本しか確認できなかったのに、その半分持っていかれるやん。(すみません。ところどころへんな大阪弁かもしれません。この言い方のほうがなんかしっくりくるので)
行政の立場だったら
絶対に石垣のウラジロガシは一本たりとも切らせない
というのが本来の態度では?
せいぜい100本くらいあれば、5本くらいなら自然淘汰の誤差の範囲と思えるが、11本中の5本、50%持っていかれたらあとは絶滅に向かうだけでしょ。
例えば、カンムリワシがあと11羽になって、沖縄県立博物館が「カンムリワシを剥製にするからいい状態のカンムリワシを5羽捕まえるように」と言ってきて「ははーありがたき幸せ」と言っているのと同じですよ。
そもそも、首里城、木で作ったらまた燃えてしまう可能性があるではないか。
自分は現代風に今の技術を結集して鉄筋で作ればいいと思う。もう燃えないようにしっかりと対策もする。
鉄筋だって木を模倣することもできるし。
八重山は古くから琉球王朝にさんざん苦しめられて、たくさんの年貢をおさめて苦労してきた歴史があるらしい。それを忘れたのか?
今の時代になってもそんな献上するスタイル、どうよって思う。
そもそも首里城なんだから、沖縄本島内で解決しろよと。
あと、石垣島も北部などは、西表石垣国立公園に指定されている。おそらく「特別区域」にある木だと思うのだが、伐採していいのかな?
石垣市の中から反対する声はでないのだろうか。
自衛隊の基地反対並みに反対の声があがってもいいと思うのだがどうだろう。
ゴルフ場建設も同じく。
せめて持っていかれるんだったら、ドングリを丁寧に集めて、人の力でなんとかオキナワウラジロガシを増やす努力をしてくれ。
そのドングリが育って再びドングリを落とすようになるまで何百年かかるかわからないが。
2021.2.14 追記
議論はされたらしい。
木材伐採 是非を議論 首里城再建でウラジロガシ
2022.2.2 追記
切られなくて済んだ。