先日、たけしのお笑い番組で田母神さんがはじけているのを見てどういう人物なのか興味があり、講演会に行ってみた。
最初は、惠隆之介氏が1時間話し、続いて田母神(タモガミ)氏。
いきなり「私はあぶない人、あぶない人と言われるが、実はいい人なんですよ」
確かに話を聞いていて、あぶない人には感じなかった。すごい頭のいい人だ。
惠氏もそうだったが、話の中に何年、何月何日という日付を正確に話し、すべて完璧に記憶しているのがすごいと思った。
田母神氏は、確かにマスコミがあおった報道のせいで何か桴に落ちない更迭劇となったように思う。
戦後の言論統制で「アメリカの悪口」「日本の良いこと」が徹底に排除され、それから日本は自分の国の悪口しか言えなくなり、日本人が歴史に自信をもてなくなったとのこと。
本当の民主国家ならば、核をもつべきかもたないべきか議論を戦わせる場所があってもよいとのこと。
それも確かにそうだ。
田母神さんだって戦争はしてはいけないと思っているはず(発言はしなかったが)だが、軍事費を強化し、核を落とされた国だからこそ、保有し、他国(北朝鮮など)をけん制しなければならないという考え方は頭ごなしに否定できるものではない。
例えば、以前はあれほど原子力発電所が目のかたきにされたのに、今では環境問題、CO2削減のために、なくてはならないものと国民の合意が変わってきている。
何年後かに「彼の主張は正しかった」という人々がでてくるような気がする。