夕方、仕事の取引先にちょっとお邪魔した。

すると「おー、いいところに来たな」と500mlの缶ビール。

ありがたくちょうだいすることにした。

ちょうど地元宮良の方だったので、宮良に関すること、島の人の気質、ここでの生活するポイントなどを教えてもらった。

自分はこの島のサービスに不満があったので、それを指摘したら「本土と同じサービスを提供したら、観光で来る人はそのギャップを楽しめないでしょ。同じサービスをするには、それだけしゃかりきに仕事をしなきゃいけない。せっかくのんびりしたくてこの島に来たのだろうに、そんなサービスの追及で生活をないがしろにしていいのか」みたいなことを言われた。

なるほど。それも一理ある。確かに自分はのんびりした時間の中に身を置きたくて来たのに、気がついてみたら、しゃかりきに朝から晩まで仕事をしている。

海が好きで来たのに2ヶ月たって一度も海に潜っていない。
「いつでも潜れる」が、「いつ潜れるかわからない」となってしまっていた。

それにしても、ビジネスの積み重ね、ノウハウの積み重ねがもっとあってもいいような気がするんだけどねぇ・・・

もう一つ大事なことを聞いた。

「人にものを頼みに行くときには、三合瓶を持っていけ」と。

「ナイチャーが本土と同じように仕事を頼みに行ってもこっちでは通用しないよ。」
「特にアンタみたいに人目でナイチャーとわかる人が、そう簡単に営業できるわけがない」とのことで・・ありがたくご意見をちょうだいした。

「けど、気持ちとして三合瓶をもっていって、一杯飲めるようになれば、もう仕事は成功したようなものだ。」とのことだった。

最近の東京のビジネス風潮は、ビジネスにおみやげをもっていくのは、ご法度みたいな雰囲気があったが、ここではまったく関係ないようだ。

また一つ勉強になった。
ありがたい ありがたい。

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