今日の夕方、なんか広報車が近くを回っているので耳をすまして聞いてみると「断水」という言葉が聞こえてきた。
「なに!?」いやな予感がすると、石垣市水道部のサイトを見ると、
石垣市浄水場のポンブが故障しただと!! しかも「再開のめどがたっておりません。」
これはやばい。修理できないと阿香花配水池のタンクが空になったら、水が使えなくなる!!
この阿香花配水池は自分が住んでいるすぐ上にあり、たまに散歩でもいく場所。
こんなに見晴らしがいい。
というか、ここから見えるところはみんな断水するということ。これはやばい。
たぶん×の地域は断水になる。
そこでいろいろ調べてみた。
「阿香花配水池」で検索すると、平成15年のこんな資料が。
それによると、おそらくこんな地域に配水しているようだ。
ただ、地図がないのでなんともわからない。
竹富島には阿香花のこの配水池から引かれていると思ったが、この図によると、石垣中央地区からのようだ。
※ただし平成15年の資料なのでもしかしたら変更しているかも。
読み進めるとようやく地図があった。
竹富島にはどう見ても阿香花配水池からのように見えるのだが。ただ、この地図だけでは、どこの配水池かわからない。
配水池のタンクはかなり容量があるはずなので、もしかしたら空になるまで1日、2日分かかるかもしれないが、断水になった時のためにできる限りの準備をしなければ。
ということで、タンクや湯船に水をためた。トイレを流す時に必要になるからだ。
うちは民泊をしているが、タイミングよく今日チェックアウトされて次は8/1のチェックイン。もし滞在中に断水していたらお客さまにすごく迷惑をかけることになる。
石垣島には銭湯がないので、お風呂を使うとしたら、アートホテルかアートボックスなどの宿泊施設を借りることになるだろうか。
大型ホテルなどは、違うホテルにうつってもらうなどの対策をしなければならないだろう。すごい損失だ。ただ大型ホテルのプールは大量の水を使うので、断水の前には真っ先にカットしてもらわないとならない。
このクソ暑い中、水が使えないのは普通に生活している我々にも大きな問題となる。基本日中は家にいないほうがいい。
図書館でエアコンとトイレのある場所でやりすごすか、石垣島一周観光などをしたほうがいい。ただ帰ってくるとシャワーを浴びたくなるのでホテルで風呂を借りる必要が出てくるが。
そんなことを考えていたら1時間くらいして、復旧作業が終了したとのこと。
今回はタンクが空になる前に復旧したので良かった。
その後石垣市水道部のメッセージは変更された。
しばらくすると、上の言葉を繰り返し放送する広報車が走っていた。おそらく数台がその地域を走っていたようだ。
めでたしめでたし。
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で終わるわけにはいかない。
今回の石垣市の対応。自分から見たら、危機管理対策がなっていない。
対象の市民への周知の仕方がよくない。
箇条書きにすると
- 周知する広報車が早く走りすぎて、全文を聞き取れない
- 告知の仕方がインターネット上では、石垣市水道部のサイトだけ
- サイトには問題発生時刻が表示されていない。復旧の時間もわからない
- facebookでもLINEでもせっかく石垣市役所のアカウントがあるのに利用されていない
- 阿香花配水池から配水される地域がわからない。地図で明確にしてもらいたい
- 石垣市水道部の説明が簡単すぎる。状況もこまめに伝える必要がある
またお金はかかるかもしれないが、もし、ポンプの1つが故障しても、予備のポンプが用意してあり、こちらに配管を変更すれば、水を送れるようにするなどの対策も必要なのではないか。
2006年の台風13号の時にも宮良に送るポンプが故障したとかで数日水が使えないことがあった。予備のポンプなどをうまく利用できないものか。
今回は断水という最悪の自体にはならなかったものの、めでたしめでたしで終わることなく、危機管理体制を見直してもらいたい。