Netflixで「男はつらいよ」シリーズを放映している。

1作目ってどんな感じだったんだろう? と見てみたら、なかなか面白い。当時の日本、東京の景色や車、服装も含め懐かしさ、ノスタルジーを感じる。

ネットフリックスでは、なんと全作品を見られるようだ。

今では大御所の俳優もずらりと登場する。ちょうどYouTubeにもあったがこれは樹木希林さんではないか!?

若すぎるよ。

今の日本のお笑いの原点はここにあるのではないか。今も通用する体を張ったお笑いがあちこちに登場する。お笑い芸人は見るべき。

当時の流行語(例えば、けっこうけだらけ猫灰だらなど)は、ほとんどこの映画から来ているし、友達と別れる時に「あばよ」なんてかっこつけて使ったりしたのはこの映画が元だったんだと今頃気がつく。

演技はもう、うまいを通り越していて、渥美清さん本人そのままではないかという錯覚を起こす。言葉が明瞭でとても聞き取りやすい。歌がうまい。

けっこう電車を画面に入れてくることが多い。汽笛をならしながら。わざわざ電車が通る時間に撮影するので、失敗したら何十分か待つことに。プレッシャーがあっただろうね。

振り子時計が時報を知らせる音の演出で、時間がわかるのも何度か使っている。なるほどね~ あれっていつの間にか心の中で数えているんだよなぁ。

タバコをふかすシーンが多すぎる。しかも赤ちゃんの目の前でふかしている。今ではありえないね。
寅さんがタバコを吸うシーンはないのでそれは良かった。

おいちゃんが寅さんのことを「ばかだねぇ〜 まったく」というセリフが毎回出てくるんだけど、それもよくない。

ハナマルキ味噌とかサッポロビールがからんでいるのかな。かなり宣伝になったはず。

喫茶店での料金とか乗り物の運賃とかの表示を見ると、当時の物価がわかるのも面白い。

寅さん映画は正月映画として有名だが、自分もおそらく小学生のある正月に、埼玉から有楽町(だったかな?)に行って映画を見たことがある。映画の中で寅さんが電話をしていて、「あっ10円が足りない!」となって電話口からおばさんが「はい、10円」って渡そうとしたシーンだけは覚えている。

今、5作まで見たが、そのシーンがいつでてくるのか楽しみだ。制作年がわかればいつ見に行ったかわかる。

1日1作品ずつ見ていこうと思う。全部で49作もある。


追記

歌手の渥美二郎さん、俳優の渥美清さんと混乱した記事を最初書いていました。


9作目まで見終わりました。実に面白い。まだ帝釈天行ったことがない。東京に住んでいる時に行っておけば良かった。今度東京に行く時には寄ってみよう。これぞ聖地巡礼。


11話。このたぶん上の駅の壁、なんか見覚えある。


自分のマドンナランキング
今でも十分通用する美女基準

1.八千草薫

2.浅丘ルリ子

3.吉永小百合

4.十朱幸代

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