昨夜の飲み会で「ミス八重山」の話が出た。
そういえば、ミス八重山、いましたね。3人も。
記者をしていた頃は、たまに接点がありました。日本全国を駆け回り、大変かと思います。
facebookページがあった。
八重山観光親善大使 ミス八重山
そういえば、
泡盛の女王
もいた。
沖縄観光親善使節 ミス沖縄
というのもいるらしい。
キャンペーンで全国各地に行くと思うのだが、夜の打ち上げでは、訪れた先の幹部との打ち上げ、セクハラされているのではないかと勝手に想像する。
石垣市は最近やたらとSDGs(エスディージーズ、持続可能な開発目標)関連のイベントを開いているようだが、そろそろ女性蔑視の「ミス」制度も廃止してもいいのではないだろうか。
ミス・コンテストに象徴される女性への人権侵害
という論文があったので斜め読みしたが、全国で482以上の市町村で「ミス」制度があるという。
自分が言いたいことはこちらに要約されている。
女性も男性も性的マイノリティ―の人々も、障害者も高齢者も、すべての人種、すべての人々が、お互いの多様性と文化を認め合い、お互いの美や体形の違いも認め合うことこそが、持続可能な開発目標、SDGs の理念である、「誰ひとり置き去りにしない社会」を実現する第一歩であるはずだ。
その観点からすると、画一化された美、すなわち封建時代よろしく、男性にとって都合の良い女性像を押し付ける「ミス・コンテスト」はもう時代遅れというようなレベルを超え、明らかな女性への人権侵害のイベントである。
三大ミス・コンテストにしても、わが国の自治体などのミス・コンテストやそれに準ずる○○大使など名前を変えても応募者が激減しており、行政職員が女子短大などに頼み込んでなんとか人数を揃えるという苦労をしていると聞く。そこまでして誰のために、何のためにとりあえず若い女性を選び、並べて添え物扱いをしたいのか。よく考察して見直す必要がある。
このような目線で、女性が視られ扱われている限り、女性の地位は向上せず、女性活躍推進法も遂行されないと考える。
女性が男性の性を喜ばせるための対象物であり、子を産む器械というような考え方が、すべての男女格差の根底にある以上、ミス・コンテストはそれらの象徴的なイベントであると言わざるを得ない。すべての人がありのままの自分や他者を認め合える社会は、すべての人がそれぞれに美しいと認め合える社会である。
ミス・コンテストに象徴される女性への人権侵害
ということで、石垣市、八重山市町村は、SDGsについて、本気で取り組むんだったら、合わせてミス制度は廃止したほうがいいのではないかという提案です。
逆に廃止しないんだったら「何がSDGsだ。なんも意味わかってねぇじゃん」と冷ややかな目で見てますから。
まだ、今の段階では自分の意見は受け入れられないと思うけど、予告しておくと10年後は間違いなく全市町村で廃止されていると断言したい。だったらもうやめてしまおう。
石垣には○○婦人会みたいな団体がいくつかあると思うけど、そういう団体が市に訴えてもいいと思うな。
こちらの記事も参考になる。
女子アナの登竜門「大学ミスコン」は、もう全大学で中止すべきだ
「本学では、2016年6月に『ダイバーシティ宣言』を行いましたが、ダイバーシティの基調をなすのは『多様な人格への敬意』にほかなりません。『ミス/ミスターコンテスト』のように主観に基づいて人を順位付けする行為は、『多様な人格への敬意』と相反するものであり、容認できるものではありません」(大学ウェブサイト 2019年11月29日)。
PRESIDENT Online
おそらく石垣市もいずれ「ダイバーシティ宣言」をすると思うが、そのためにも今からミス制度は廃止してしまおう。
ダイバーシティ宣言とは、性別、年齢、国籍、人種、民族、文化、宗教、障がい、性的少数者であることなどを理由とする差別がないことはもとより、これらの相違を個性として尊重することです。
法政大学
「ミス八重山がいないと花がないよね」と思うあなた、女性蔑視です(笑)
もうそういう時代は終わろうとしていますよ。
ミスがいなくなったら、代わりになんかないのか。
いるじゃないですか。
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今思えば、ぱいーぐる誕生の時に、ミス制度を廃止するいいタイミングだったなぁ。