八重山病を治す方法

2020年9月24日

多くの人の期待を裏切る内容のエントリーかと思います。あらかじめご了承を。

たかんぽさんという最近石垣島に移住した人がこんな動画をアップしていた。

この人、大谷翔平みたいなイケメンだな。女性の皆さん、残念ながら既婚のようです(笑)

動画を要約すると

  • 旅行で知った石垣島の自然と体験から常に石垣島のことを考えている
  • 楽しかった思い出の記憶しか頭にない
  • 沖縄フェアとか大好物
  • 写真、動画を通勤や寝る前に見てしまう
  • 他の人が石垣島の映像をのせていると自分と重ねてほっこりする
  • 天気予報でも沖縄を見てしまう
  • 帰りの飛行機で涙が出る

誰でも発症する可能性がある。なかなか治らない。薬はない。どうするか。住んでしまえ。という結論です。


多くの人が、この気持ちを理解できると思う。

薬はないので、住んでしまえ」というのはとてもわかる。そしてたかぽんさんの行動力は素晴らしいし正解だと思う。

ただね。自分は「違う選択肢もあるよ」といいたい。

ちなみに自分の石垣島への引っ越しは「スキューバダイビング三昧したい」ということだったが、引っ越し前に石垣島に来たのは1回だけ。とくに八重山病にかかったわけではない。

南の島へ引っ越したいというのはあったので、奄美大島、喜界島、宮古島、下地島などをリストにあげ、下見には行った。その中でやはり石垣島が一番良かった。そんな背景がある。


そこで反論をしていく。

石垣島の海はきれいだと皆が思うだろうけど、自分は住んで1ヶ月もしないうちに幻想だったと思った。

海岸線には多くの漂着物が打ち寄せ、大雨が降ると赤土が海を染めるからだ。

2005年7月、引っ越し直後に撮影した写真

そして移住した年の2005年の海は最高だったが、翌年くらいから海水温が上昇し、みるみるうちにサンゴが減っていってしまった。

今ではダイビングは年に1回くらいしかしなくなってしまった。あまりにも被害が大きすぎるし、今後回復へののぞみは薄い。地球温暖化という大きな問題なので、対処しようがない。


自分はダイビングをするために、世界各地に行った。23カ国くらい行ったと思う。

今まで見た中で一番きれいだった海の色は、カリブ海の「タークス&カイコス諸島」や「バハマ」の海。
あの光景が目に焼き付いているので正直なところ、石垣の海で感動している人に「この海が一番だと思っているわけ?」と心の中で思ってしまう。

スキューバダイビングのポイントでは、インドネシアのクンクガンベイや、メキシコのラパスが面白かった。石垣島で10年くらいで潜って見た希少種の生物がクンクガンベイならば1週間でそれ以上を見られる。


そこで結論。何がいいたいかと言うと、

若者よ、世界を見よ !

かな。

若い人たち、特に20代で一つの島などに旅行をリピートするのはもったいないということ。沖縄でもいろいろな島があるし、できれば国内だけではなく、世界に行っていろいろな場所を知ってほしい。

世界を知った上で、石垣島がいいということならば大賛成。海外に住むには言葉の壁があるからハードルはかなり高いので住むのは難しいというのはわかる。

けれども世界を知っている人ならば「八重山病」という病にはかからないはず。もっと素晴らしい場所が他にもあることを知るから。

ここ3年くらいは民泊を初めて、多くの若者も利用してくれて、石垣島を気に入ってくれる。「また来てくださいね」とは言うけれども、心の奥では「いろいろな場所を知ることも大切だよ」と思ってしまう。

だから、また来てくれるとうれしいのだが、少しモヤモヤがある。


1つの角度だが、人間は大きく2つに分ける事ができると思う。

一つは常連になるのが好きな人。例えば自分にあった飲食店などを見つけると、ひたすらそこに通い、そこで形成される居心地の良さに快感を覚える人。

一方、おいしい店などは感動するものの「もっとほかにいい店もあるのではないか」と常連にはならず、いろいろな店を歩き渡る人。

上のタイプは「八重山病」になる人だし、下のタイプ(自分だが)八重山病にはならない人。上のタイプは特定のプロ野球球団やサッカーのサポーターになる人が多いかもしれない。

どちらがいいとか悪いとかではない。ただ若者だったら、「もっと世界を知ってほしい」と願いたいだけ。

20代で「石垣が一番」とかなってしまう人たちが多くなると、今後の日本の将来が不安になる。小さくまとまってしまう気がする。

20代30代で都会で仕事にもまれ、終電、徹夜の仕事も経験し、さんざん社会の闇を経験したあとで、ストレスが少ない南の島に来るというのは賛成(自分のことだけど)。

あまり仕事にもまれず、現実逃避で若いうちに南の島に来てしまう人が増えると、すごく心配になってしまう。

根拠はないけど、将来なんかうすっぺらい人生になってしまうような。自分にできる仕事や行動の範囲が狭くなり、人間としての幅も限られるような。

こういうのって数値にはできないし、なんとも説明が難しいのだけど、国力が弱くなるというか、なんというか、あまりいいことではないような、悪い予感がする。

まぁ年寄りの余計なおせっかいですかね。

とりあえずまとめると、

八重山病を治す方法、それは世界を旅することなのだ。

ということで久しぶりにまたみんなの気を悪くさせるようなことを書いてしまいました(笑)


石垣島に移住を考えている人はこちらもぜひお読みください。

フォローする