ホムラハゼ見つけちゃった
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ホムラハゼって何よ? と思われる方が99%くらいいるかと思いますが、ダイバーとっては一生に一度見られるか見られないかの貴重な美しいハゼなのであります。

福井淳さんのプログより


こんなやつ。1cmくらいしかない小さな妖精のような魚です。

証拠写真もないのであれなんですが、もうびっくらこいたのなんのって。

岩をめくったら、あの独特な動きでピコピコしているんですよ。あわてて岩を閉じて考えました。「独り占めして撮影してしまおうか。いやそれではバチがあたる。ガイドさんに報告義務がある(笑) まずはガイドさんに伝えよう」。

まぁ独り占めで撮影しても手が震えてボケるのは必至です。

とにかくそれくらいすごい魚なのです。

残念ながらガイドの竹内くんを呼んで一緒に探しましたが、見つかりませんでした。

目にしたのは幻だったのかもしれません。とりあえず証拠写真だけ撮影するべきだったと反省。

というか自分が見つけたのなら、とりえあず自分だけ撮影するずうずうしさが必要だったと反省。

この魚と対面したのは、モルディブのビアドゥ、インドネシアのデラワン以来です。石垣島では12年潜って初めてです。

もしかしたら茅ヶ崎おやじが天国から手配してくれたのかなぁ〜

携帯の待ち受け画面にするくらい好きだったからね。


では、今日撮影した魚の紹介。

ヤイトギンポ。なかなか穴から顔を出さなかった。


イトマンクロユリハゼ。これだけ群れは珍しいらしい。


スズメダイモドキ yg.

 


竹富島近くの海底温泉であったまってきました。夏とはいえ、気持ちいいです。24時間温泉が湧いているのです。もったいないですよね。

近年、竹富島には温泉を掘っているリゾートがあるので近々オープンすると思います。


「茶柱くん」。


下に見えるのは自分の指です。それくらい小さい。顕微鏡撮影。


グルクン幼魚もたくさんいました。


キンチャクガニ。おなかには卵がありますね。フリフリのイソギンチャクも、もっています。いつも目つきが悪い。


キヌハダウミウシ


ヤドカリの仲間。


サンゴカサゴ。


ミカドウミウシ yg.。これ、大きくなったら60cmくらいになるんですよ。世界最大のウミウシ。これはは1cm以下です。


かなり珍しいエビ。名前不明。


アカボシツバメガイらしい。facebookであの小野にぃにぃが教えてくれました。


ナデシコカクレエビ。きれいなのでいつも撮影してしまいます。卵がありますね。


テングカワハギ。きれいなサンゴ礁のあるところにしか住みません。以前は竹富島の近くにもいましたが、今はいなくなってしまいました。


まだサンゴが元気な場所もあるんですよ〜 「白化、白化」と死滅したように言われていますが。

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ミヤケベラ yg.初めてみました。動きが早く、証拠写真です。


クマノミ。イソギンチャクがない場所にいました。めずらしい。細い線は寄生虫かな?



今日も台湾からサファイア・プリンセス号が来ていました。





ベラの仲間の一斉産卵にも出会いました。初めてかも。エキジット直前だったのでラッキーです。
ほかのダイバーは興味なし。もったいない。
こんなシーン、めったに出会えないですよ。


あっ。もう一つ大事な話が。

今日、同船していたのは、峯水 亮さん。私はこの図鑑を持っています。

エビ・カニなど、この図鑑が一番詳しく、重宝していたのですが、まさかご本人と同船できるとは。ラッキーです。

峯水さんは最近ブラックウォーターダイブという新しい分野のダイビングを開拓している方です。

いつも夏場は沖縄本島、久米島を中心に潜られているそうですが、今回石垣島に調査に来られたようです。

石垣島には200社くらいのダイビングサービスがあるといいますが、みんな同じようなサービスではつまらないので、ナイトダイビング専用のサービスなんてあってもいいかもしれませんね。

下の画像は、なんと、日経ナショナルジオグラフィック 写真賞2016を受賞したもので、水中写真が初めてグランプリを取ったとか。

すごすぎますね。背景が黒のこのような写真、撮ってみたいものです。


というわけで充実した一日でした。今回も石垣島ダイビングスクールにお世話になりました。

ありがとうございます。

 

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