NHK BS hiで放送された、ワイルドライフ「イリオモテヤマネコ 謎の生態に迫る」でプロデューサーにいろいろとお話を伺う機会があったので裏話として紹介します。
・海外のテレビ局ならもっとお金と時間がかけられる
 NHKは民放と比較し、予算も時間もしっかりかけているように感じるが、さらに海外のBBCなどは数倍の時間とお金、そして人が番組に対して投入されるそうだ。
 そのため、そのお金と時間が与えられればさらに素晴らしい番組が作れるとか。
・においを消すための努力
 イリオモテヤマネコの警戒心をなくすためになるべくにおいをなくさなければならないとのこと。
 そのため、衣服を洗う時には、洗剤を使わない。シャンプーやリンスもできないらしい。無香料にこだわるようだ。
・センサーは特別仕様
 動物があらわれた時に、センサーを使ってスイッチがON,OFFできるようカメラをセット。
 そのセンサーは特別仕様とのこと。また、赤外線の点灯する方向などにもかなり気を使うようだ。
 またフルハイビジョンでHDDに録画するのだが、数時間しか録画できない。
 ビデオカメラのバッテリーの取り替えも含めて、一週間に一回ほど、しかも短時間で取り替え作業を行ったととのこと。
・鳥の撮影は窓を黒く。
 番組とは関係ないが、鳥を撮影するときには、窓にスモークをはって、車の中の人の動きがわからないようにするといいらしい。
プロデューサーは、この番組を通して、環境省がさらに画期的な保護にむけた活動を行ってくれるのを期待したいそうだ。
その他、国や西表島の住民に向けた保護活動の活発化。
観光客の入島制限
道路から動物が出てこないよう、高速道路にあるような壁を作る。(高さは議論の余地があるが)
西表島を走る車は40キロ以上走れない装置をつける
などの話題が出ました。
種属というのは、100個体を切ると絶滅の道しかないという。
絶滅してしまってはもう取り返しがつかない。
レッドラインギリギリの今、なんとしてでも抜本的な対策が求められる。

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