今日は久しぶりに焼肉MARUさんに行ってきました。
焼肉マルさんといえばこの天井ですね!
近々、天井を書き換えるそうですよ。今度はお相撲さんバージョンになるそうです。
スペシャルなのは店主の「おやじ」さんが焼いてくださり、おいしい食べ方をレクチャーしてくださいました。今日はお休みだそうです。
モーですね! 今までの焼肉の焼き方が完全に間違えていました。
ちゃんと焼肉は流儀があるんですね。流儀に沿って食べれば同じお肉でも+30%おいしくいただけるそうです。
せっかくなのでその食べ方をお教えしましょう。
順番も大事です!
まずはタンから入ります。
タンは焼き方によって味が大きくかわるそうです。
MARUさんはA4、A5という特別に良い等級の肉を使っていますから、本来は生でも食べられるそうです。
観光客で有名な山○さんもA3なのでそれよりも上質なお肉なんです。
それで片面をこれくらい(写真がうまくないけど)回りが茶色くなったらもう裏返し、数秒でもう食べて良いそうです。
もうたまらん味ですよ。目をつむってゆっくりかんで味わいました。
タンは根元部分はやわらかく、先は少し固いそうです。もちろん根元部分のほうがおいしいそうです。
次は…
じゃん!!
と大きな肉の塊です。
これは「イチボ」。タタキのように表面を焼いてから一度厨房にさげて、カットしてもらいます。
それで出てきたのがこちら。
なんとワサビをぬりこみ、大葉をまき、しょう油につけていただきます。
これももう絶品です。
ピンボケですみません。
ワサビのツンとくる辛さはなく、とてもマイルドで食べやすくなります。
そしてこれが今日の自分のNo.1だったかもしれません。
石垣牛の「カイノミ」。とても希少な部分です。
特上カルビと言っても良いそうです。
MARUさんは脂身はカットし、とても単価が高くなるそうですが、いかにおいしく食べてもらうかを考え、厳選して提供するそうです。
オーダーが入ってからサイコロ状にカット。
サイコロの形ならば噛んだときに肉汁が口の中で広がりおいしいそうです。
なるほど! うすく切った肉だと肉汁が焼いている間にたれてしまいますがサイコロ状だとおいしい油が口の中に広がります。もともと生でも食べられるくらいですから、よりおいしいわけです。
ちなみに私は焼肉店でライスは食べない派ですが、意外にもライスの注文って多いそうです。5キロ3千円以上するお米に、こだわりの水、ガス釜でたいているそうですよ。
続いて黒毛和牛上ロース。
写真でみてもわかりますが白い「サシ」がきれいに入っていますよね。
あれがうまいんです。
実は生で食べてしまったのですが、それはもうとろけるうまさでした。
よく居酒屋さんで「石垣牛にぎり」ってありますよね。あれよりうまいです。
まだまだあります。
新規メニューで考案中の「リブロースステーキ」。
石垣で有名なステーキ店○○イヤさんなどで食べたら8,000円くらいはするのを2,500円で提供しようと考えているそうです。
これをぜいたくにも焼肉でいただいてしまいます。
これもたまらないうまさです。ヒトモグ、ヒトモグと味わっていただきました。そのやわらかさと言ったら…
締めに近くなりました。
ここでてっちゃんをいただきます。
初めて知ったのですが、てっちやんには表と裏があるんですね。
ナミナミの線が入っているほうを表と考え、裏をしっかりと焼きます。
こげるくらい焼いたらひっくり返し、表を焼きます。これもしっかり焼きます。
すると表のナミナミにある粘膜の甘さが引き立ち、モグモグするたびにその甘さを味わうことができます。「てっちゃんは粘膜を食え」と勝手に標語を作りました。
もちろんこちらも上質な肉なのでいつまでたっても喉をとおらないような肉ではありません。
てっちゃんをこんなに味わえるとは思いませんでした。
最後は「とんちゃん」豚の内臓です。
これは焼き方はいわゆる素人焼きでO.K.です。炒めるように焼いてかまいません。
ビールがあいます。
デザートは「ちゅらスティック」。名古屋から取り寄せたあずきを何かわすれましたが、○○で巻き、揚げたものと自家製アイスクリームのコラボです。
あまりにも手間がかかり、近々このメニューはなくなってしまうそうです。
女性に人気とか。わかります。
というわけで、今まで食べた石垣牛の常識をくつがえすおいしさを堪能させていただきました。
「MARUの焼肉を食べるためだけに1泊2日で石垣を訪れる人もいる」というのもうなずけます。
その他「おやじ」さんの半生の話を聞けていろいろと勉強になりました。何事も「極めてしまう」そのすごさ、素晴らしいです。
なんと「盆栽」まで極めてしまったそうですよ。奥が深すぎます。
というわけで、ごちそうさまでした! 石垣牛をたんのうしました!!
一年に一回くらいこんな出来事があるから石垣島はたまりません。