2つの記事を投稿しました。
そして、今日はすばらしいニュースが飛び込んできました。
2018.10.18 八重山毎日新聞
売買目的に石垣島で希少生物を捕獲する番組内容に「多種多様の動植物を有する豊かな自然を心から愛し、今日まで守り、共存してきた石垣市民の思いを踏みにじる実に下劣な行為、満身の怒りを込めて厳重に抗議する」
ということで、「抗議決議」という希望を叶えてくれた。
さらには
放送倫理番組向上機構に視聴者の誤解を解くよう、総務大臣らに指導監督を行うよう求めている。民放5社に要請書を送付する。
と、自分は「放送倫理番組向上機構」なんて知らなかったのだが、放送業界全体に働きかけてくれるとも言う。民放5社にも要請書を送付するということでほぼ完璧。NHKはしなくていいのかな?
この番組が八重山に来ないか少し心配。
香川照之の昆虫すごいぜ!
総務大臣からのお達しがあれば、今後2度とこのような番組が放送されることはなくなるに違いない。
めでたしめでたしだ。
石垣市議会にも願いが通じて良かった。
石垣市の仕事ぶりにはここ数年もやもやしていたが、久しぶりに「Good Job!」と言いたい。
話は少し変わるが次にはこんな心配もある。
先日の新聞記事ではゴルフ場を前勢岳北側での計画を発表、
と、環境破壊の最たるゴルフ場建設を積極的に行っていくらしい。
前勢岳の北側にも多くの生物が住んでいる。自分がアカショウビンを観察しに行くエリアだ。この場所にゴルフ場ができると、もうアカショウビンやサンコウチョウなど珍しい鳥が見られる可能性は少なくなる。ゴルフ場から流れる除草剤で名蔵のウラタバルの水稲、そしてラムサール条約の登録湿地、名蔵アンパルに与える影響も心配だ。
ゴルフをしたい人は沖縄本島、宮古島、小浜島に行ってもらえばいいと思うのだが。
昆虫マニアが昆虫を採取する何倍(数百倍?)もの悪影響が石垣島に及ぶはず。根こそぎ土地がなくなってしまうわけだから。
この問題にはどのように対処するのか、石垣市、石垣市議の今後の動きを見守りたい。
将来、「結局一番環境破壊したのは石垣市だったね」なんてことにならなければいいのだが。
追記
素早い対応で有難いのですが、テレビが無くなってもハンターの彼を含め、希少生物や野生ラン等の植物、カクレクマノミ等の熱帯魚の乱獲はこれからも起こります。
なので採集不可のものをもっと増やして罰則もきつくして欲しいですね。石垣独自の条例を作って欲しいです。
という声をfacebookでいただきました。
確かにそうですね。以前は「アサヒナキマダラセセリ」という貴重な蝶を捕まえて警察に捕まった人間がいましたが、たいした罰則ではないので「ひょうひょうとしていた」と聞いたことがあります。
「この種とこの種はだめ」という規制だと多すぎで覚えきれないかもしれないので「自然のものを持ち帰ってはだめ」と全体に対して規制したほうがいいかもしれません。
あとは罰則の強化ですね。「もう二度としません」と言わせるくらい、抑止力が働く罰則を作って欲しいものです。
こんな記事がありました。
持ち帰ってよいのは思い出だけ
ただし、こうしたリゾート地としてのにぎわいは、グレート・バリア・リーフの自然環境を損ねる危険性とも隣り合わせです。
そこで1975年には、オーストラリア政府によってこの一帯はグレート・バリア・リーフ海洋公園(Great Barrier Reef Marine Park)として指定され、厳重な保護管理がなされるようになっています。
このため、指定地域内の自然造形物は一切持ち帰ることができません。サンゴや魚はもちろん、貝殻なども禁止です。釣りももちろん駄目です。
観光用の船舶も、通行可能なルートが厳しく定められており、動植物の生活に危害が加えられぬよう熟慮されているほどです。落ちている貝やサンゴのかけらをつい拾いたくなる気持ちはわからないでもありませんが、そのわずかな行為の積み重ねで大自然の驚異的なバランスは崩れてしまいます。
グレート・バリア・リーフを、そしてその周辺に生息する膨大な動植物を守るためにも、エゴは胸の底にしまいこんで、思い出だけを持ち帰りましょう。
石垣島で「釣り禁止」はブーイングが起きるのは必至ですが、例えば西表石垣国立公園にこのような思い切った規制をする必要があるのではないでしょうか。
参考
石垣市議会のWebサイトより
TBS系テレビ番組「ジョブチューン」による石垣島に生息する希少生物の乱獲を誘発する番組放映に対する意見書
TBS系テレビ番組「ジョブチューン」による石垣島に生息する希少生物の乱獲を誘発する番組放映に対する抗議決議
追記
2019/1/27
ゴルフコースの全貌が明らかになった。
これはかなりの自然破壊になるのは間違いない。
追記
「香川照之の昆虫すごいぜ!」がやはり石垣島にも来てひどい番組だった。