広辞苑が10年ぶりに改訂され、第七版になるという。
広く口語で使われている「がっつり」などを収録したほか、「クラウド」「フリック」といったIT・ネット用語、「火砕サージ」などの自然災害・地球科学関連語、「赤塚不二夫」などアニメ・漫画といった分野を重点的に扱った。
時代と共に広がった語義も収録。「盛る」の説明に「おおげさにする」、「やばい」の説明に「のめり込みそうである」を加えた。
らしい。
アホかと。
今の時代に机上版をだす必要があるのかと。
いまどき、机上にのせている人はほとんどいないはず。あんなに分厚くて重いものを使うかって。ぜんぜんユーザーの使い勝手を考えていない。
今後は電子版だけで良いはずだ。辞書ほど電子化のメリットの大きいものはない。とりあえず売ってはいるが高すぎ。
電子版なんだから輸送費もかからないし、もっと安くして広く普及させるべきでしょう。
そして月額利用制の選択肢も入れるなど、需要に応じた販売方法も考えるべき。
そして10年に一度の改訂なんてあまりにも期間があきすぎる。
「きしょい」「ググる」「ほぼほぼ」「つんでれ」「TPP」などは、まだ定着していない、として見送った。第6版にあった「基本値段」「昼つ程」(昼の頃、の意味)などは削除した。
ということだが、例えば「つんでれ」なんていまや普通に使う人たくさんいるんだから。定着していないというのは、現状に即していない。
いや、定着していなくても、その言葉が発生した時点ですぐに電子版辞書に追加しちゃえばいいんですよ。
だって言葉が発生した直後が一番需要があって、その言葉の意味を知りたい人が多いんだから。そこで正しい解釈に導けばいい。
10年後なんて「つんでれ」なんて言葉、使う人いなくなってるよ。
「やばい」の説明に「のめり込みそうである」
という意味らしいが違くない? 自分は「すごい」という意味が強いような気がします。
1カ月おきに改訂していくようなイメージ。10年たったら流行した言葉もなくなる可能性もある。
そして追加した日を記載しておく。電子版ならほぼ無限に掲載できるんだから、絞り込んだりする必要もない。
その点、三省堂の大辞林は電子化ではかなりリードしていると思います。
いまだに紙にこだわるなんて、岩波書店、終わっていると思います。せめて10年後の改訂時からは電子化で統一しましょう。