いつもへんな関西弁みたいなタイトルですみません。
けどなんかしっくりくるんですよね。
以前はこんな記事を書きましたが、あいかわらずミス八重山、コロナでも継続しているようです。
廃止にする、いいタイミングだったんですけどね。
海開きも3月はやめてせめて4月下旬にしたほうがいいと思うんだけどなぁ。フルーツ取りに海に入ってすぐに「寒い寒い」言いながら、子どもたち、みんな上がってきてしまうんで(笑)
あと、3月下旬がいつも天気が悪い。
となんか文句ばかり言っていますが、もう一つ言わせてください。
それが、やしの実投流。
例年、ハーリーの日の午後に行われるやつです。
やしの実投流って何かというと、
1901年(明治34年)8月に刊行された詩集「落梅集」に収録されている[1][2]。この詩は1898年(明治31年)の夏、1ヶ月半ほど伊良湖岬に滞在した柳田國男が恋路ヶ浜に流れ着いた椰子の実の話を藤村に語り、藤村がその話を元に創作したものである
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%B0%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%AE%9F
そして、
石垣市観光交流協会(会長・中山義隆市長)の友好観光協会、愛知県田原市の渥美半島観光ビューロー(会長・山下政良田原市長)が伊良湖岬・恋路ヶ浜を舞台にした島崎藤村の叙事詩「椰子の実」の再現を目指す「愛のココナッツメッセージやしの実投流」
八重山毎日新聞
ということらしいです。
それに対してつっこみたいのが3点。
1.そのヤシの実、石垣島ではえているの1度も見たことがないんですが。
種類がココヤシというらしいんだけど、フィリピンとかマレーシア、インドネシア、モルディブなどでは海岸線で見たことがあるけど、石垣、西表島の海岸線にこの大きなココヤシははえていないと思う。
見るのは基本マニラヤシで小さな実のもの。
だから、フィリピンとかインドネシアからのものが恋路ヶ浜についたんじゃないかと思うんですよ。すみません。夢がないこと言って。
投流するヤシってどこかの国から買ってきているんですよね? たぶん。
2.鳩間島沖から投げるんですか?
柳田国男が想像したのは、海岸沿いのこんなヤシの実が海にそのまま落ちて、どこか遠くの国に流れ着くっていうのをイメージしたかと思うんですよ。
それを黒潮の流れの一番強いところから投げ込むというのは、「再現」ではなくなるのではないかと。再現ならば、陸から投げないと。あえて適所を考えれば、御神埼灯台あたりかなぁ。
とはいっても岩盤で椰子の実がはえる要素はないか。
3.地球環境的にもちょっと問題が…
金属プレートを付けて海に投流している。
八重山毎日新聞
…
市観光協によると19年は1062個を投流し、42個が国内の海岸に漂着。20年は402個で到着ゼロだった。
ちょっと金属プレート使ったもの、投げすぎじゃないでしょうか。
まぁ金属プレートつけないと、拾ってもわからないので仕方ないかもしれませんが、漂着しなかったものは、海洋漂流ゴミですからね。
それからヤシの実も少し大きめなんで、小型の船だとぶつかったら、けっこうダメージがあると思うんですよね。
そんなわけで、いろいろと矛盾点があるかなと。
そして
1.ミス八重山
2.日本一早い海開き
3.ヤシの実投流
とも、もう時代に即したイベントではないのではないかと。
30年くらい前のビジネスモデルではないでしょうか。
観光客誘致ということでしたら、そろそろ今の時代に即したものを考えたほうがいいのではないかと思います。けっこうそのお金、もったいないですね。
私は特に解決策は思い浮かびませんが、20代、30代くらいの頭のやわらかい人なら、お金もかけずに費用対効果の高いものを考えつくと思うんですよね。
というか、同じ予算を使ってもらって、何倍も効果のあるいいアイデアを提案してくれるのではないかと思います。
ということで思いつくままに書かせていただきました。
追記
2022.9.19 石垣島北部の海岸でちょうと南の島が漂着したであろう、ココナツの実がありました。
イメージ的にはこれでしょ?