今まで自分は東京電力の株価ほど固い資産となるものはないと思っていた。
しかも配当金が高いので、半年に一度、かなりのお小遣いがもらえる。
そんなわけで社員も持ち株制度があり、多くの社員が株を保有しているし、自分も上司から貯金のかわりに株をもっておいたほうがいいとすすめられた。
事故前は2.200円前後だったが今日の終値は362円で1/6に。
今、自分はもっていないが、持っている人はがっかりだろう。
今までの配当金もパー。資産が1/6以下になってしまったのだから。
先日は、まだまだ体力があると書いたが、ここまで被害が広がると、はたして補償金はいくらまでふくれあがるのか。
地域住民、農業、漁業、その他東北に住む多くの人の生活を奪った代償は大きい。
歴代の社長も原発を推進して後悔していることだろう。
そして、もし今後も悪いニュースが続くようならば、株価は1円を目指して急降下していく。
するとJALと同じ運命となるのか。
東電の発電部門は国有化、その他を民間のままという形になるか。
4万人の社員の退職金は??
多くの知り合いがローンで家を建てているが、果たして・・
そんなたくさんの不安がある中、今の自分の身を考えると「人間万事塞翁が馬」である。
今から8年前、東電をやめる時に多くの人に「もったいない」と言われたが、今や「早く抜けておいてよかった」となるだろう。
さらには「なぜそんなお金を稼げない田舎に住む?」と言われた石垣島が、国内では放射能の影響をもっとも受けにくい場所となった。
これから東電はどのような未来が待ち受けているのか。
まったく予想がつかない。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow m0607366