石垣島沖でサンゴの産卵確認、JNNが撮影に成功
石西礁湖では去年、海水温の上昇による白化現象でサンゴ全体の7割が死滅し、生態系に深刻な影響を与えています。
今後、各地で産卵が続くとみられ、関係者は、サンゴの再生に大きな期待を寄せています。
ということらしい。NHKでも同様のニュースをやっていた。
自分はサンゴの産卵は石垣に来て幸いなことに数回見ることができた。
今年はもう行く気もなし。ただ、報道各社は白化のあとだけに、産卵シーンを撮影し、再生をアピールしたかったもよう。
自分はこのニュースにすごい違和感あり。
だって、産卵しないわけがないだろと。
海はそんなに簡単に死ぬことがないと。
もし、「今年はサンゴが産卵した兆候が見られません」ならばニュースにする価値はあるけれど、毎年行われている定例行事、そう簡単にすたれるわけがない。
そしてもう一つ逆からつっこめば「再生に大きな期待」というけれど、今年のサンゴの産卵がそう簡単に「サンゴ再生しました」みたいなことにはならないということ。また10年、20年、30年かけてゆっくり再生する可能性もあるというだけ。
心配するのは今年の水温の推移がどうなるか。
もし昨年のように高水温がキープされ、台風が来ても水温に変化がなければその時はかなりやばいかも。
そしていよいよ「今年はサンゴが産卵した兆候が見られません」というニュースになるかもしれない。
沖縄の海ではサンゴが見られなくなるかもしれないが、卵は黒潮に乗って今後何十年かかけて伊豆あたりでサンゴ群落が形成させていく可能性もある。
それはそれで東京周辺のダイバーが沖縄に来なくてもきれいなサンゴと魚を見られるようになっていいことだと思うんだけどな〜
沖縄の海はどうなるか。
温かい海水温に耐えられる生物が新たな生態系を築くのかな。
それとも今後地球は寒冷化を迎え、また沖縄の海が復活するのか。
とにかく言いたいことは、地球の大きな流れの中で、1年や2年でサンゴが産卵しなくなるようなことはないってことを言いたいだけです。
さらに言っちゃえば、オニヒトデの駆除もサンゴ再生協議会みたいなものも、やってもやらなくても地球の大きな動きの中では何も変えられないと考える派です。
赤土対策をしたほうがよほど現実的だと思うんだけどね〜
過去にはこんな記事も書きました。