あまり大きなニュースにはなっていないけど、こんな出来事がありました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011624491000.html

イギリスのルーク・ペイシェンス選手はツイッターで「ショックを受けた」などと書き込みました。

ペイシェンス選手は11日、NHKの取材に応じ「日本の文化を否定するつもりはなく、日本のことは大好きだという前提はあるものの、私はイルカショーは好きではありません」と話しました。

そのうえで「セーリングの選手として海の生き物を大切にしなくてはいけないが、国際セーリング連盟が共催する大会の開会式でイルカショーが行われたことに失望したということです」と説明しました。

https://twitter.com/patience_luke/status/1038933255355912192

Google翻訳だと

 ワールドセーリングで私たちをイルカ水族館に連れて開会式をしたとき、私はショックを受けました。 スポーツとして、私たちはこれ以上の道徳を示すことができればと思います

道徳上問題があるということですね。

これに対し日本人の多くが「なんでイルカショーがそんな問題なの?」と思っているはず。

水族館のイルカショーは一番人気で、ショーを楽しみに水族館に行く家族が大多数なはずだから。

けれども世界のスタンダードな考え方は、「哺乳類を人間の都合で飼育するのは間違えている」というのが定番。だから水族館も動物園も縮小傾向にある。

水族館に行って「なんか心がもやもやした」「なんかかわいそうだった」って人いるんじゃない? そういう目で見ると、「竹富島の水牛」もそう感じるかもしれないけど。

セーリング連盟はこのように陳謝したらしい。

「イルカのショーは多くの方が喜んでくれたと思うが、イルカの扱いをめぐっては個人や国で考え方が違う中で、慎重さを欠いていたと思います。不快な思いをされた方にはおわび申し上げます」と陳謝しました。

この陳謝の仕方はうまいと思う。最近は陳謝でさらに墓穴を掘る人ばかりだから。

しかし、「開会式でイルカショーを披露しようか」と誰かが提案した時に、やはり誰かが疑問を呈してとめなければならなかった。

「こんなの開会式でやったら欧米人から大ブーイングがおきますよ」って言える人がいなかった。というか知らなかったのかもしれない。

最近スポーツ界の不祥事が相次いでいるけど、これもその中の一つとして考えていいでしょう。

世界標準な考え方ができないと、これからの時代、国際イベントではどんどんボロがでる。まぁ最近はボロが出てくるようになっただけ、少しは進歩したといえると思うけど。

今回はこれがオリンピックでなくて良かった。オリンピックでやっていたらもっと大問題になっていた。


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