こんな手紙が届いたらしいけどなんで漏れるのかなぁ??
ゆうせい君がマスコミにコピー渡す??
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100311-00000000-spn-base
雄星くんへ??
 僕もライオンズ出身なので、他のチームのルーキーより雄星くんのことを断然気にしています。前日のデビュー戦は、セットポジションから腕が振れなかったと聞いたけど、セットで球威が落ちるのは(プロとしては)致命的。高校レベルだったら多少球威が落ちても抑えられるから、これまでそんなに気にならなかっただろうけど。近くにいたらいくらでも話すし、本当は僕が下半身の動かし方や使い方を実際に見せてあげられたら一番いいんだろうけどね。僕の1年目の時は本当に東尾監督から「あの投手のこういうところを見ておけ」としょっちゅう言われていて、自分に足りないところを補っていくというのをキャンプ中からやっていた。雄星くんはよく本を読むって聞いているし、研究熱心だというのも聞いているけど、やっぱり考えすぎじゃないかな。物事を知りすぎて、頭に詰め込みすぎても結果的には駄目だと思う。頭だけで考えていたら、どつぼにはまってしまう可能性がある。僕も入団した時には(石井)貴さん、(森)慎二さんも球が速かったし、すげーなって思ってたけど、それ以上に速く投げてやろうとは思ったことはない。生意気だけど、自分に自信があったから。だから他の選手やメディアに対して過剰に意識することはなかった。「自分の中での絶対に曲げない、信念を貫く」ということが大事とは高校の監督にも言われたし、それから桑田さんに会って「とにかくがむしゃらにやれ」って言われて。その言葉が一番大きかった。1年間がむしゃらにやれば、いろいろと課題も出てくるし、それが出てきたら1つずつ消化していけばいい。とにかくフォームとか、最初からいろいろと考えすぎないこと。高校時代に速い球を投げていて、それが今投げられないっていうのは思うように体が動いていないんじゃないかな?
 それだけのボールを投げていたのだから、最初はそのままでいいんだよ。フォーム的なことよりも体力的なことが問題で、プロで1年間野球をやる体力があるかどうか。体力に自信があったからこそ、僕はなんとかできた。周囲の助言を聞く耳を持つことは大事だけど、それが自分にとって必要か必要でないかできる判断が重要だと思う。人づてに様子を伝え聞いても、伸び伸びやっている感じがしないんだよね。疲れが顔に出ているような気がする。一番大事なのは、野球をやっていて楽しいかどうか。僕は(最初のオープン戦登板の阪神戦で)ボコボコに打たれても気にしなかった。打たれるべくして打たれたってね。周囲の過剰な期待に時には疲れるだろうけど、石川遼君だってそうだっただろうし、そこはやっぱり背負わないといけない、背負っていかないといけない運命にあると思う。
レッドソックス・松坂 大輔

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