なんともショッキングで事件があったようです。

9日の午後、ツミがアカショウビンのヒナ3羽をさらってしまったとのこと。

ツミのヒナも撮影しているだけに、なんとも複雑な気分ですが、自然の摂理、仕方ありません。

今日、10日の朝は、多くの人が撮影をしており、自分が行った9時過ぎにはみなさんお帰り。

Shimasobaさんと二人で観察していると、すぐにツミがやってきました。

最後の一羽を狙っているのです。

ツミは何度も巣穴をのぞきますが、ヒナは奥に逃げているからでしょうか、なかなか捕まえられません。また、アカショウビンの親も警戒音でヒナに知らせたり、ツミを攻撃したりしました。

二時間後、再びツミは巣穴にきましたが、親は半ばあきらめたように、警戒音も発しません。

なんとかヒナは切り抜けましたが、親はエサも与えず、午前中は、おそらく食事どころではありませんでした。

それにしても逃げ場がないヒナの気持ち、こわいことでしょう。

自分も食事をして2時間後、午後2時に戻ると、親はエサを与え、ヒナも元気にエサを催促しており、ホッとしました。

親は早く巣立ちを促したいのか、エサがないのに巣穴に近づいたり、エサがあるのにあげずに立ち去ったりと面白い行動もみせました。(観察者の目を気にしているのかもしれませんが)

その後5時まで観察しましたがツミは現れませんでした。

最後の一羽は、いつも後ろにいて、なかなかエサが食べられなかった個体かもしれません。

もしそうならば、他のヒナを押し分け、前列中心にいたヒナはツミに食べられ、一番弱かったヒナが生き延びるというなんとも不思議な運命になるかもしれません。

なんか人間の世界にも当てはまりそうな・・


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